横濱オリツルサイダーBLOG ~横浜とボクのアレコレ?!~

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横浜でオリツルサイダーという地サイダーを製造販売している坪井食品の社長日記。

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    素晴らしい読み応え!日本人なら読んで欲しいっ!~山口由美著・消えた宿泊名簿 2010-05-10-Mon

    浮世絵に興味を持って、その周辺の本を乱読してる間に、浮世絵コレクターとしての建築家フランク・ロイド・ライトに突き当たって、ライトが設計した帝国ホテルがオープンの日に関東大震災が起こり、当日の式典に設計者ライトはおろか発注者の前経営者の姿も無かった事等からクラシックホテルに興味が湧いて、この本に出会った!

    007_convert_20100510182239.jpg

    素晴らしい内容の濃さ!箱根・富士屋ホテルの創業者を曾祖父に持つ筆者がホテルに残る宿泊名簿記録、写真や日誌から、富士屋ホテル以外にも戦争を生き抜いたクラシックホテルからの視線で描いた太平洋戦争時期の日本近代史。

    開戦間際まで近衞総理とルーズベルト大統領の密使が富士屋ホテルで行った戦争回避の為の極秘交渉。
    朝食メニューに走り書きされた至急電、敗戦後GHQに破棄されたのかゾルゲ事件の影響で破棄されたのか謎の残る開戦間際の宿泊名簿記録。

    自国を守る為に日本との距離を図り、首都マニラを戦火から守ろうと日本軍の撤退に同行したフィリピン大統領家族。彼らの願い虚しくマニラ陥落、アメリカの爆撃機飛び交うフィリピン空域を脱出、奈良ホテルに亡命し戦後、戦犯として連行される比国大統領の話。

    日本の大東亜共栄圏構想に組み込まれ、更には英米に対し開戦宣言まで行ったにも拘らず敗戦国にならなかったタイのしたたかな外交戦略。

    日本の侵攻に伴いアジアの有名ホテル(香港ぺニンシュラ、シンガポール・ラッフルズホテル等)が日本人の経営になっていく様子。そして敗戦。

    開戦への布石になった2.26事件の舞台になった帝国ホテルは、米軍の副司令官に占拠される。
    新婚旅行で宿泊した横浜ホテルニューグランドを、次に訪れた時は連合国軍最高司令官総司令官として最上階を占拠するマッカーサー元帥。

    傀儡国家満洲国に創立され、敗戦と同時にロシア軍が急襲。略奪の対象になるヤマトホテル。もう書ききれない!内容が濃くてページめくるのもモドカシイ!

    途中途中何気ない部分にもハッとするところが多い。たとえば戦時中、帝国ホテルに常駐した重光外相の体調を心配した部屋付きのメイドが実家の畑で採れた新鮮な野菜でサラダを作って給仕する際の会話…

    空襲で焼かれた跡地は美味しい野菜が取れると自宅が燃えた灰を養分に野菜を育てる父親の話が出てくる。逞しさと無常感を鮮烈に感じさせる。

    最終章は若くして亡くなった母への筆者の鎮魂歌とも取れる戦火を生き抜き日本の歴史、家族の歴史の舞台になった伝統あるホテルを背景に語られる美しい文章。

    これすべての日本人に読んで欲しい!玉音放送後に箱根の疎開先で白百合学園の学園長のシスターが全校生徒に朝礼で話した内容の文章を戦争を知らない世代の日本人に是非読んで欲しい!

    平和への願いなんて甘ったるいもんじゃない!校章にジャンヌダルクの紋章を染め抜く白百合学園の修道女が訴える日本人への檄だ!



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